2019年、世界のインターネット利用時間が初めてテレビ視聴時間を超える

SmartPhone laptop Flickr/Marco Verch

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2019年、世界の人々のインターネット接触時間が、初めてテレビ視聴時間を超える、との予測が発表されました。安価なスマートフォンの普及が大きく影響しているとみられます。

「娯楽の王様」テレビ、インターネットに敗れる

調査会社のZenithが発表した、世界のメディア接触時間レポートによると、年々増え続けるインターネット利用時間が、2019年に初めてテレビ視聴時間を超えます。
 
2011年には76.2分/日だったインターネット利用時間は右肩上がりに増え続けています。Zenithの予測では、2019年には170.6分/日に達し、テレビの170.3分/日をわずかながら上回ります。
 
世界のメディア接触時間 Recode
 
娯楽の王様とまで言われたテレビ視聴時間が、インターネット利用時間よりも短くなるのは、史上初めてのことです。

予測超える伸び、原因は低価格スマホの世界的な普及

Zenithは昨年のレポートでは、2019年でもテレビ視聴時間がインターネット利用時間を上回る、と予測していましたが、今年のレポートでは予測を修正しています。
 
インターネット利用時間の予測を上回る伸びの原因は、低価格のスマートフォンの普及だろう、とRecodeは指摘しています。
 
大きな人口を抱え、経済発展を続けるインドなどアジア圏の国々でのスマートフォン普及はインターネット利用者の増加に大きく影響しています。

2019年、インターネット広告費はテレビ広告費を6.5兆円上回る

2019年、世界全体でのインターネット広告への支出額は、テレビ広告を600億ドル(約6.5兆円)上回る、とみられます。
 
また、SNSでのチャットなど、人々がオンラインで他人とコミュニケーションを取る時間は、2019年には486.5分/日で、2018年の479分/日からさらに伸びると予測されています。

 
 
Source:Recode
Photo:Flickr/Marco Verch
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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