Google、今秋リリース予定の新OS「Android P」を発表

    Android P

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    Googleは現地時間8日より米カリフォルニア州マウンテンビュー本社で開催中の開発者会議「Google I/O」において、この秋公開予定の次期OS、Android Pの機能を紹介すると同時に、ベータ版を開発者向けに公開しました。

    ナビゲーションボタンの採用

    新Androidでは、これまで画面下に3つあったボタンがなくなり、iPhone Xとよく似た、小さな長方形のナビゲーションボタンが導入されています。上下、左右にスワイプして画面やアプリを表示するところは、iPhoneと似通っています。

    ダッシュボードでアプリの使用時間を設定

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    Android Pでは、スマートフォン上のすべてアプリについて、いつ、どのくらいの頻度で、どれだけの時間使用したかがわかる新「ダッシュボード」が採用されています。ここでは使用時間を把握するだけでなく、自分で時間を設定し、制限することも可能です。たとえばInstagramの使用時間を1日30分に設定した場合、30分使用すると同アプリのアイコンの色がグレーに変化します。
     
    以前、iPodの父と呼ばれるトニー・ファデル氏が、これとよく似た機能の追加をAppleに推奨していましたが、Appleが今後同様の機能を採用する可能性はあるのでしょうか。

    画面を下向きにするだけでおやすみモードがオンに

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    またGoogleは、電話やテキストメッセージなどの通知を知らせない新たな「Do Not Disturb(おやすみモード)」を導入しています。新しい「Shush(静かに、という意味)」機能を設定すると、スマホの画面を下向きに置くだけで、おやすみモードがオンになります。
     
    さらに新たに追加された「Wind Down(おやすみ準備)」モードでは、就寝時間を設定しておくと、その時間になると画面全体が灰色に変わり、スマホを使う意欲を削ぐようになっています。
     
    新Android OSにおいてGoogleは、「単純さ(Simplicity)」「賢さ(Intelligence)」「健康なデジタル生活(Digital Wellbeing)」を3本柱にするとしていますが、ダッシュボードにおける時間設定やおやすみモードおよびWind Down機能などは、この最後の「健康なデジタル生活」に沿うものだといえるでしょう。

    バッテリー消費量を節約できる新機能

    またAndroid Pでは、「Adaptive Battery(適応バッテリー)」のオプションが追加されます。適応バッテリーでは、今後数時間に使うアプリを予測し、それ以外のアプリを制限した場合にどれだけバッテリー消費が節約できるかを教えてくれます。
     
    Android Pではこのほかにも数多くの新機能が追加され、機能向上が行われています。
     
     
    Source:MacRumors,The Verge
    (lunatic)

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