iOS11のバージョン別シェアが76%に

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    iOS11のバージョン別シェアが、現地時間4月22日の時点で76%に達したことがわかりました。

    iOS11のシェアは4月22日時点で76%に到達

    AppleがApp Storeへのアクセス情報をもとに算出したiOSのバージョン別シェアを、デベロッパー向けサポートページで公開しました。
     
    それによるとiOS11のシェアは76%で、1月18日に測定された時の65%から11%、11月6日の52%からは24%増えています。
     
    4月22日時点でのiOS10のシェアは19%、それ以前のiOSのシェアは5%でした。iOS10よりも前のOSを搭載しているデバイスの多くは、最新OSにアップデートできないモデルだと思われます。

    バグや脆弱性が普及遅れの原因か

    iOS11は順調にシェアを伸ばしてきたものの、iOS10と比べるとその速度はややゆっくりのようです。Appleの発表によれば、iOS10は2017年2月20日時点でバージョン別シェアが79%に達していました。
     
    これにはiOS11に生じたさまざまなバグや脆弱性が関係しているかも知れません。たとえばiOS11.2では、HomeKit対応端末に、許可していない端末が勝手にアクセスできるという深刻な脆弱性が報告されました。
     
    またCPUの深刻な脆弱性「Spectre」「Meltdown」に対応したiOS11.2.2へのアップデートで、iPhone6のパフォーマンスが大幅に落ちる事実が指摘され、その後バッテリーが劣化したiPhoneの性能がiOSによって制限されていたことが発覚しました。Appleが謝罪のうえバッテリーを割引料金で交換する対応を取ったのは記憶に新しいでしょう。

    最新版はiOS11.3.1

    なおiOS11の最新版は現地時間24日にリリースされたiOS11.3.1で、同アップデートは非純正品の画面に交換した場合に起きていた、タッチ操作に反応しなくなる問題に対応しています。

     
     
    Source:Apple,MacRumors
    (lunatic)

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