4月13日よりクレジットカードの署名が不要に〜主に米国で

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    アメリカン・エキスプレス(AMEX)、VISA、Mastercard、Discoverの主要4クレジットカード会社が、クレジットカードを使って店舗で購入を行う際に、署名をする必要がなくなることを明らかにしました。

    クレジットカードでの支払いに署名がいらない

    米メディアThe Vergeによれば、AMEX、Mastercard、Discoverは、現地時間4月13日から署名を廃止するとしており、VISAは今月中に廃止するとのことです。
     
    主要クレジットカード会社は2010年頃から、少額の買い物の場合には署名を廃止しています。またICチップ搭載カードの導入や、Apple Payなどのスマートフォンによる決済により、支払い時に署名をする機会は減ってきています。

    廃止適用地域はカードにより異なる

    ただし署名廃止は4月13日に一斉に実施される訳ではなく、各店の判断に任されるようです。たとえば大手量販店のTargetとWalmartは今月末での廃止を予定していますが、アメリカ国内で膨大な数の中小小売業者に採用されているSquareは、当面は廃止しない意向です。
     
    署名廃止の適用地域も、クレジットカード会社によって異なります。AMEXは世界全地域で廃止しますが、VISAはICチップシステムを導入している北米の店舗でのみ廃止します。Mastercardはアメリカとカナダのみ、Discoverはアメリカ、カナダ、メキシコ、カリブ諸国でのみ署名を廃止すると発表しています。
     
    昨年10月、署名廃止を最初に発表したのはMastercardでした。同社は、署名は決済時間を長引かせるだけでなく、安全性が低いと主張、その後他のカード会社もこれに追随しています。
     
     
    Source:The Verge
    Photo:frankieleon/Flickr
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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