Apple、フィリピン・ドゥテルテ大統領の麻薬撲滅戦争を肯定する内容のゲームを削除

    ドゥテルテ大統領

    ドゥテルテ大統領
     
    Appleは、フィリピンのドゥテルテ大統領に酷似したキャラクターを用いて暴力行為を行なうゲーム、4タイトルをApp Storeから削除したことが伝えられています。

    人々の願いが通じたのかApp Storeからゲームが削除

    フィリピンのドゥテルテ大統領は、国内での麻薬撲滅のため、麻薬犯罪に関与する容疑者に対して厳しい態度で臨むことで知られており、捕えられた容疑者が裁判にかけられることなく逮捕の現場で射殺される事件が多発していることから、アムネスティ・インターナショナルなどの国際人権NGOに非難されてきました。
     
    薬物使用者の健康・人権保護を推進する団体である、アジア薬物使用者ネットワーク(Asian Network of People Who Use Drugs)は、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)に対して、ドゥテルテ大統領の殺戮行為を肯定する内容のゲームの削除を求める嘆願書を送付していましたが、クックCEOから直接の返事はありませんでした。
     
    しかしながら、最近になって削除依頼していたほとんどのアプリが消されていることが擁護団体の報告により明らかになりました。
     
    App Storeから削除されたのは以下の4つのタイトルです。
     

  • Duterte knows Kung Fu: Pinoy Crime Fighter
  • Duterte Running Man Challenge Game
  • Fighting Crime 2
  • Tsip Bato: Ang Bumangga Giba!
  •  
    尚、Google Play ストアでは、上記のゲームのうちいくつかは未だダウンロード可能であるとのことですが、今後適切な対処が期待されます。
     
    Source:BBC
    Photo:Google Play ストア
    (lexi)

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