「デザインが雑すぎる…」タイポグラファーのiOS11に対する辛辣な意見

iOS11

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故スティーブ・ジョブズ氏は、それまで退屈だったパーソナルコンピュータの書体に、美しいカリグラフィーを導入したことで新領域を切り開きました。ジョブズ氏によるスタンフォード大学卒業式での伝説のスピーチで語られたタイポグラフィの美学は、残念ながらiOS11ではあまり発揮されていないことが、タイポグラファーのブログポストから明らかになりました。
 

タイポグラフィとは?

タイポグラフィとは、文字表現を行なう際、書体、大きさ、行間などの構成を、読みやすさ、美しさなどを考慮しながら適切に整える技芸のことをいいます。

iOS10と比べてわかるiOS11デザインの首尾一貫性のなさ

上海ベースのデザイナー兼タイポグラファーのライアン・ラオ氏(@oueryan)は、ベータテスターとしてiOS11を使用していた際に発見した、数えきれないほどのデザインミスをブログポストにまとめています。

メールアプリ

iOS11のメールアプリでは、ナビゲーションバーが新しくなり、タイトル文字が大きくなりました。しかしながら、タイトル文字の左横に、メモなどの他のアプリにはない余計なギャップが入り込んでいます。
 
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App Store

App Storeの日付の表示は、Apple Musicと比べると若干太字になっています。
 
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また検索機能は、Apple Musicではホバーエフェクトがかけられているにも関わらず、App Storeでは何のエフェクトもありません。
 
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設定アプリ

設定アプリのApple IDセクションは、iOS10ではデバイスのリストとiCouldなどのアイコン部分が一直線に並んでいたのに対し、iOS11ではそれがずれてしまっています。
 
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天気アプリ

全体的にフォントが大きくなったiOS11の天気アプリですが、iOS10では中央揃えだったのに対し、iOS11では若干左よりになってしまっています。
 
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尚、ラオ氏の意見は、iOS11 GM版(正式リリース前の最終バージョン)に基づくものです。次のアップデートでデザインミスが修正されることを期待しましょう。
 
 
Source:Hacker Noon
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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