マクロン仏大統領、公式ポートレートをiPhone“と”撮影～大統領では史上初か

 
フランス大統領であるエマニュエル・マクロン氏のオフィシャル写真に、こっそりと2台のスマートフォンが写り込んでいることが分かりました。国を代表する人物のポートレートにスマートフォンが登場するのは、過去のフランス大統領どころか、世界中を見渡しても例がないとも言われています。

偶然じゃなかった！

エマニュエル・マクロン大統領の左右にはためくフランス国旗とEU国旗に目を奪われがちですが、注意深く背景に目を凝らすと、3冊の本、時計、そして重ねられた2台のスマートフォンがさり気なく写り込んでいます。

Portrait officiel. pic.twitter.com/fAhSZJvPa5

— Emmanuel Macron (@EmmanuelMacron) June 29, 2017

大統領のオフィシャルな写真で、何かが偶然に映り込むとも考えにくく、ニュースサイトTHE VERGEは「スマートフォンを配置したことは、ビジネスに長けた政治家であることのアピールだろう」と考察しています。
 
事実、撮影現場の様子を収録した動画では、マクロン大統領自ら注意深くiPhoneを重ねている様子が確認できます。

#AvecLePrésident pour son portrait officiel. @soazigdlm pic.twitter.com/TSFXhEWLEy

— Sibeth Ndiaye (@SibNdiaye) June 29, 2017

美術史には、絵画や彫刻などで示された表象から、作品の背景にある特有の思想を読み解くイコノグラフィーという分野が存在しますが、iPhoneは一体何を意味しているのでしょうか。
 
 
Source：THE VERGE
(kihachi)