「iPhone8」は2017年に発売されない！？ドイツ銀行アナリストが予測

 
初代iPhoneから10周年の記念モデルとして期待されている「iPhone8」が、2017年には発売されない、という衝撃的な予測をドイツ銀行のアナリストが発表しました。

Foxconn関係者の情報による報道をもとにした予測か

「iPhone8」が今年発売されない、という予測の根拠となっているのは、米メディアValueWalkによる報道のようです。
 
ValueWalkは、Foxconnの関係者から得た、工場に新型iPhoneのパッケージが6月最終週には届く予定だが、「iPhone7s」と「iPhone7s Plus」の2モデルぶんしかないとの情報と、「iPhone8」用の主要部品の不足、製造上の技術的問題を加味して、今年は「iPhone8」が発売されない可能性がある、と報じています。

Appleのサプライヤー戦略への理解不足？

この予測について米メディア9to5Macは、「根拠の薄い情報だ」と批判的に報じています。
 
Appleは、iPhoneの主要部品や組み立てを複数のサプライヤーに発注することで知られています。これは、特定のサプライヤーに問題が生じた場合のリスクを分散させる戦略です。
 
そのため、「iPhone7s」と「iPhone7s Plus」のパッケージが6月末に届くのが本当だとしても、「iPhone8」用パッケージが別のサプライヤーから届く可能性もあります。

「iPhone8」発売遅れの噂はあるが年内発売説が多数

一方で、「iPhone8」に搭載の有機EL（OLED）ディスプレイに埋め込む指紋センサー、あるいは3Dセンサーの製造上の問題によって発売が遅れるとも予測されています。
 
しかし、「iPhone7s」「iPhone7s Plus」と同じ9月発売は無理でも、2017年内には発売される、との予測が主流となっています。

 
 
Source:9to5Mac, ValueWalk

Photo: ComputerBlid
(hato)