Galaxy S8はGalaxy Note 7と同じバッテリーを搭載!?

    Galaxy S8+ iFixit

    Galaxy S8+ iFixit
     
    先頃発表され、近く発売となるSamsungのフラッグシップモデルGalaxy S8/S8+ですが、分解した結果、バッテリー発火問題多発でリコールとなったGalaxy Note 7と同じバッテリーを搭載していることが判明しました。

    Galaxy Note 7と同じバッテリーを搭載

    Apple製品を含むさまざまな家電製品の分解で知られるiFixitが、Galaxy S8+を分解、レポートを公開しました。レポートから、Galaxy S8+は、発火問題の多発で世界規模のリコール、販売中止となったGalaxy Note 7と同じバッテリーを搭載していることがわかりました。
     
    Samsungは爆発事故原因の調査を行い、原因は「バッテリー」だったと結論づけています。
     
    iFixitによれば、Galaxy S8+のバッテリーは、容量、電圧、そしてデザインまでもがNote 7のバッテリーとそっくりで、しかも今回分解したモデルが搭載していたバッテリーは、一部のNote 7のバッテリーと同じメーカーが製造したものでした。

    設計もNote 7とうり二つ

    しかもさらに驚くのは、「バッテリーの周辺設計——インストールされた位置、空きスペース、補強設計までもが、Note 7とうり二つ」とiFixitが報告していることです。さらにS8+のバッテリーもNote 7同様に、背面パネルにのり付けされていました。iFixitはこの構造では、バッテリーの交換は可能だが難しいとしています。
     
    もちろん、だからといって、Galaxy S8+のバッテリーが爆発するという意味ではありません。しかし、Samsungが爆発事故はバッテリーが原因と発表する前は、無理な設計が原因ではないかという指摘もあっただけに、ほぼ同じ設計というのもちょっと不思議です。もしかしたら違いがあるのかもしれませんが、少なくともiFixitはその差を見つけることはできませんでした。
     
    Galaxy S8/S8+のバッテリーについては、村田製作所のものを採用するという噂もありましたが、少なくとも今回分解したモデルは、Samsung SDIのバッテリーを搭載していました。
     
     
    Source:iFixit via BGR
    (lunatic)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします

    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

    特集

    [PR]オフィシャルサイト

    目次