もうすぐAirPodsがApple Watchを超える?「AIファースト」の未来

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    ワイヤレスイヤホンであるAirPodsが将来的にはApple Watchの売り上げを上回るだけでなく、心拍数や体温も測れるようなウェアラブルへと変貌を遂げていく、という大胆な予測が話題を呼んでいます。

    Apple Watchは「AIファースト」とは言えない

    ベンチャーキャピタルLoup Venturesの予測では、現時点ではApple Watchと同程度の売り上げ本数(約1,000万本)にとどまっているAirPodsですが、来年には早くもApple Watchを上回り、2020年には3倍以上の売り上げ本数を誇る製品へと成長する可能性を秘めているそうです(売り上げ額で並ぶ)。
     
    実際、AirPodsのほうがApple WatchよりもSiriを使うのに適している、と語るのはLoup Venturesのアナリストであるダグ・クリントン氏です。「Apple WatchでSiriを使う場合、顔に近づけて話しかける必要がある。そのうえスクリーンが小さいので、音声ベースのAIより、やり取りや情報カバー量の面で劣ってしまう」と、同氏はApple Watchが「AIファーストの製品」としては不十分である点を指摘します。

    AirPodsでヘルスモニタリングが出来るようになる?

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    こうしたことからクリントン氏は、Appleが将来的にはApple WatchよりもAirPodsに力を入れていくと考え、Apple Watchに搭載されているヘルスモニタリング機能がAirPodsにも近いうちに備わるだろう、と予測します。事実、AppleはEarPodsで心拍数や体温を測る特許を申請していることが分かっています。
     
    また、指紋のように耳穴の形状も人によって異なることから、指紋認証やパスワード認証と並んで生体認証がAirPodsを通して可能となっても不思議ではありません。
     
    ただ現時点では、こうした機能を搭載した場合、電池消耗が激しくなったり、重量が増したりするという課題もあります。iPhone Maniaでは以前、「人前でAirPodsを通してSiriに話しかけるのにためらいを感じた」というレビューをお伝えしましたが、いずれそんな光景が当たり前となる日も来るのでしょうか。
     
     
    Source:Investors,WSJ
    (kihachi)

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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