Swatch、スマートウォッチ向けに独自でOSを開発〜2018年めどに

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    スイスのSwatch Groupが、AppleのwatchOSともAndroid Wearとも異なるOSを、自社開発していることを明らかにしました。

    小型携帯端末向けOSを独自で開発

    世界最大の時計メーカーであるSwatch Groupが、スマートウォッチなどの小型携帯端末向けのOSを、独自で開発していることがわかりました。現地時間3月16日、同グループのニック・ヘイエック最高経営責任者(CEO)が明らかにしました。
     
    Swatch Groupは、ブレゲ、オメガ、ロンジン、ラドー、スウォッチなど12の時計ブランドを展開しています。

    低消費電力かつデータ保護を実現

    ヘイエックCEOは自社でのOS開発に踏み切った理由として、電池消費量とプライバシーを挙げています。同社はスイスの研究機関CSEMと協力し、スマートウォッチなどをインターネットにつなぐOSを含む「エコシステム」を、2018年末までに開発するとしています。
     
    同社が目指すのは電池消費量が非常に低く、定期的なアップデートが不要で、かつデータ保護を実現するOSとのことです。

    独自の道を行くSwatch

    Swatchは以前より、Appleなどとは提携せず、独自のスマートウォッチを展開する意志を表明しており、2015年にはNFCを利用したモバイル決済を可能にする新製品「Bellamy」を発表しています。
     
    ヘイエックCEOは、アメリカのスタートアップなどからオープンソースのソフトウェアを求める声が数多くあり、Swatch独自の製品に搭載するだけでなく、こうした他社にも提供していく可能性があると述べています。
     
     
    Source:Reuters
    Photo:Swatch Group
    (lunatic)

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