Appleティム・クックCEO「ARはスマートフォンのように偉大なアイディア」

    ティム・クックCEO

    ティム・クックCEO

     
    Appleのティム・クックCEOが、英メディアThe Independentのインタビューに、「AR(拡張現実)はスマートフォンのように偉大なアイディアだ」と語っています。

    「会う人々が私に元気をくれる」

    ティム・クックCEOは、フランス、ドイツに続いてイギリスを訪問し、グラスゴー大学から名誉学位を授与され、英メイ首相やロンドン市長との会談を行うというハードな日程で、ヨーロッパを回りました。
     
    精力的に活動するクックCEOは、「スタミナの源は?」との質問に、「会う人々みんなが、私にエネルギーをくれます」と応じ、イギリスでiPadを教育に活用している学校を訪問した時、学ぶことの楽しさに顔を輝かせる子供たちに元気をもらった、と語っています。
     

    「ARはスマートフォンのように偉大なアイディア」

    クックCEOは、以前からARへの強い関心を語っています。その理由を問われ、「ARは、VR(仮想現実)と違って、現実世界から遮断されないのが素晴らしい」と語っています。
     
    さらに、以下のようにARへの期待を語っています。
     

    ARは、スマートフォンのように偉大なアイディアだと思います。スマートフォンは皆に向けたもので、iPhoneも特定の市場向けではなく、皆のためのものです。
     
    私は、ARはスマートフォンと同じように巨大な市場に向けたもので、多くの人の生活を改善し、楽しいものにできると考え、ワクワクしています。
     
    AR技術がメインストリームになれるほど良いものか、検討すべき点もあります。それでも、私は、ARが人々の日々の生活、現実世界の出来事を助けられると思っています。

    AppleがARに投資していることを明かしていたクックCEO

    ARは「ポケモンGO」など、すでに私たちの身近なところに普及しています。
     
    クックCEOは昨年7月、「ポケモンGO」について質問された際、AppleがAR関連に投資を行っていることを明らかにしています。
     
    AppleとARをめぐる動きは、Appleが眼鏡型ARウェアラブル機器とカメラアプリの開発を進めている、と昨年11月に報じられ、今年に入ってAppleと名門光学メーカーCarl Zeissとの提携の噂も伝えられています。
     
    また、Appleが重点的な投資を明かした自動運転技術についても、ARを活用する計画だろうとApple関係の著名アナリスト、KGI証券のミンチー・クオ氏が予測しています。

     
     
    Source:The Independent
    (hato)

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