Foxconn会長、シャープのロゴは「古すぎる」―若者ウケするよう変更要求?

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    Foxconnの会長である郭台銘(テリー・ゴウ)氏が直々にしたためた「天虎計画」。
     
    この仰々しい名前のプランには、いかにしてシャープを再建していくかの道筋が示されています。ここで示されているのは、まずは液晶テレビに尽力し、その上でスマートホーム領域にも進出していくというロードマップです。実際に先日、シャープが手始めにライバルのSamsungやLGに向けて液晶パネルの供給をやめたことについては、業界内外で激震を巻き起こしました。
     
    そしてさらに、ゴウ氏が推し進めている計画が、シャープ伝統のロゴを変えてしまおう、というものです。

    Foxconn会長、シャープのロゴが「古すぎる」

    企業のロゴとは、その企業の文化やブランドを表す「顔」とも呼べるべき存在です。Appleもレインボーカラーの林檎からモノトーンに変えたように、その時代に受け入れられるよう、順応して変遷していく必要があるとも言えます。
     
    シャープを再建するうえで、ここに目をつけたのがFoxonn会長のテリー・ゴウ氏です。シャープの従業員によると「シャープのロゴがすでに100年近く使われているとゴウ氏は感じている。ちょっと古すぎるということで、もっと若者らしく、活力のあるようなものに変えたがっている」
     
    これを受けて早速、シャープ内部では全面的な見積もりと準備が進められ、「全面変更」は避けるべく、色やフォントを変えるなどの調整が行われているそうです。

    抱えるブランドの差別化も推進

    もっとも、ロゴだけでブランドイメージを変えていくのではありません。
     
    Foxxonn&シャープ連合が有する、3つのブランド「AQUOS」「SHARP」「InFocus」を、これまで以上にハイエンド向け、ミッドレンジ向け、バリュー向けとして明確化し、異なるユーザー、異なる市場、異なる地域で、積極的に販売していく方針を打ち出しています。ターゲットとして見据えるのは、最近大型テレビの需要が高まっている中国市場です。
     
    この他にもFoxconnは、シャープの液晶技術を活かして、将来的にはiPhoneへ有機EL(OLED)ディスプレイ供給を行いたいとする旨をかねてより発表しています。
     
     
    Source:中国家電網
    (kihachi)

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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