Apple、iPhoneとiPadのセット購入で最大4万円弱の割引開始―インド

インド iphone 割引 キャンペーン

インド iphone 割引 キャンペーン
 
AppleがインドでCitibankと協力し、iPhoneとiPadの同時購入で23,000ルピー(約36,800円)のキャッシュバックを行うキャンペーンを展開しています。

未曾有の特大キャッシュバック

今回インドで始まった、年内いっぱいのキャンペーンは、iPhone7/7 PlusとiPad ProとをApple Storeで同時購入することで、最大23,000ルピー(約36,800円)もの割引が行われるという、Appleユーザー垂涎の内容です。
 
iPad Pro以外にも、iPad Air 2なら18,000ルピー(約28,800円)、iPad mini 2やiPad mini 4であれば17,000ルピー(約27,200円)が還元されます。ただし、Citibankのクレジットカードで支払う必要があります。
 
また、上記のキャンペーンとは別に、同日内・同店舗でiPhoneとiPadを購入した場合も、最大で5,900ルピー(約9,440円)の割引を行っています。

インドに活路を見出したいApple

Appleがここまで大規模なキャンペーンをインドで展開するのには理由があります。
 
まずは、iPhoneのインドでのシェアが依然として2%程度と伸び悩んでいることです。
 
国産製品を保護するため、同国でiPhoneは非常に高い税金がかけられています。月々1,600円でiPhone SEを所有できるリースプランを設けたり、インド国内でのiPhone製造を計画したりと、Apple側も様々な対策を講じてはいますが、バナナ1本の価格が3円程度の国では、なかなか手が出ないのが実情です。
 
また、最近インドが偽札防止対策として、突然500ルピーと1,000ルピーの高額紙幣を使用不能にしたことも理由の1つとみられています。
 
インドでは現金でスマートフォンを購入する傾向が強いため、高額紙幣が禁止されたことによって、スマートフォンの売り上げが大きく落ちるのではないかと危惧されています。したがって、クレジットカードの使用を促進化したいCitibankと、iPhoneの売り上げ減少を恐れるAppleがタッグを組んだというわけです。
 
中国の次なる巨大スマートフォン市場と言われているインドであるだけに、世界的にiPhoneの売り上げが伸び悩んでいるAppleとしては何とかインドに活路を見出したいところです。
 
 
Source:iPhone Hacks
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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