さよなら、iモード。ドコモが出荷終了を発表

    P-01H iモード

    P-01H iモード
     
    NTTドコモは11月2日、iモード対応のフィーチャーフォン(iモードケータイ)の出荷を終了すると発表しました。iモードのサービスは継続されます。

    iモードケータイ、製造終了は部材の調達が困難となったため

    NTTドコモの発表によると、iモードケータイは11月から12月をめどに出荷を終了、在庫限りで販売終了となるとのことです。今後、フィーチャーフォンとしては、spモード対応モデルが販売されます。
     
    なお、iモード対応の「らくらくホン」は当面出荷が継続される予定です。
     
    ケータイwatchの報道によると、出荷終了の理由は「現在のiモード端末で利用している部材の一部で、メーカーが生産を終了しており、部材調達リスクを減らすため」とのことで、iPod classicの製造終了と同様の理由があるようです。

    携帯電話の世界を変えたiモード

    1999年にサービスが開始されたiモードは、世界で初めて携帯電話からのインターネット接続を可能とし、ブラウザや電子メールが利用可能という利便性から社会現象ともいえる大人気となり、1999年の流行語大賞にもノミネートされました。
     
    また、iモード用に開発された「絵文字」は、コンピュータ文字の世界標準、Unicodeに採用され、世界中で利用されています。その功績から、「コミュニケーションに変革をもたらした」として、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久所蔵品に加わることが決定しています。
     
    また、現在ベータ版のiOS10.2でも、72種類の絵文字が追加されることが分かっています。

     

     
     
    Source:NTTドコモ, ケータイwatch
    (hato)

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