iPhoneでVR対応の格ゲー!スマホ用VRコントローラーが出資募集中

    Vroom

    Vroom
    モバイルゲームなどを手がけるワンダーリーグが、iPhoneや既存のAndroidで利用できるVRモーションコントローラーを開発し、10月7日から「Vroom Project」としてKickstarterで出資の受付を開始しました。2017年1月後半の出荷を予定しており、目標金額は約100万円としています。

    VR元年と呼ばれる2016年

    今年はOculus RiftやプレイステーションVRなどが登場し、VR市場が盛り上がりを見せています。加えて、Googleが先日のイベントでVRプロジェクト「Daydream」の対応ヘッドセットとスマートフォンを発表。Daydreamにはモーションコントローラーが付属しており、手の動きなどをVR上に反映可能な点がこれまでのスマートフォン向けVRにはない特徴でした。
     
    ただし、利用するためにはDaydreamに対応する端末が必要であり、制作したコンテンツはGoogleによって審査を受けなければならないため、ユーザーや開発者にとってのハードルが高いのも事実です。

    VRモーションコントローラーVroomとは?

    今回Kickstarterで出資を受け付けているVroomは、Daydreamとほぼ同じコンセプトと仕様でありながら、市販のVRビューワーと組み合わせて、iPhoneと既存のAndroid端末で利用できるVRモーションコントローラーです。
     
    9軸センサーを採用し、上下前後左右に加えて「振る」という動作でゲームなどを楽しむことが可能。また、VRビューワーがなくてもスマートフォンやタブレット端末の外部リモコンとして機能するため、外部コントローラーとして活用できます。使用イメージとしては、任天堂のWiiリモコンに近いかもしれません。
     
    さらに、Vroomのファームウェアや、ゲームエンジンUnityでVRアプリが開発できるソフトウェア開発キットも公開しています。つまり、誰もがVRモーションコントローラーに対応したiPhoneやAndroidのアプリを開発できるということに!
     
    Vroom trainfight
    上の写真は、来春公開予定のVroom対応ゲーム「Trainfight」のイメージ図です。コントローラーを動かすことでパンチを繰り出せます。
     
    また、Daydreamとの機能比較は以下の通りです。
     
    Vroom 比較
     
    ワンダーリーグの北村勝利社長は、Vroomについて「誰でも採用できるオープンなVRのプラットフォームを目指した」とコメントしています。
     
    クラウドファンディングという形を取った理由も、オープンソースにすることで多くの人に参加してもらい、製品化の過程でプログラマーやデベロッパー、デバイスメーカーの協力を得たいと考えたため、といいます。
     
    プラットフォームを拡大させ、ソフトウェア開発支援事業で収益化できる体制を構築できるよう、まずは世界に500万人いるというUnityエンジニアに広めたいとしています。
     
     
    Source:Kickstarter via Techcrunch
    (nanakaba.n)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします

    この記事を書いた人

    特集

    [PR]オフィシャルサイト

    目次