Foxconn、シャープを通して格安スマホを2017年より展開か

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    Foxconnが日本市場向けにスマートフォンを展開していく見通しであることが分かりました。先日同社が買収したシャープを通じ、2017年第1四半期(1~3月)より販売が行われるとみられています。

    子会社シャープを通してスマホを展開

    Foxconnが展開するのは、エントリーレベルからミッドレンジにかけてのモデルになると言われており、世界最大のOEM(委託生産)企業である同社の大規模生産システムを活かした、コストパフォーマンスに優れる端末の登場が期待されています。
     
    現時点では市場にスマートフォンを展開していくうえで、どのブランドを通じて販売を行うかは正式に明らかとなっていませんが、可能性としてもっとも高いのは子会社化したシャープでしょう。

    合致した両社の思惑

    これまで日本国内のスマートフォン業界は高価なハイエンドモデルが中心で、シャープのフラッグシップモデルであるAQUOSも例外ではありませんでした。しかし、ハイエンドモデル同士の争いではiPhoneに敵わないのも事実で、AQUOSも一定のシェアこそ獲得出来てはいたものの、業界に風穴を開けるまでには至っていませんでした。
     
    MVNO市場の台頭に伴い格安スマートフォンが注目を集めるなか、高い生産技術を持ちながらAppleの下請けにとどまっていたFoxconnと、高いブランド力を持ちながら経営難に喘いでいたシャープのタッグが一体どのような一手を市場でみせてくれるのか、今後の展開に要注目と言えます。
     
     
    Source:DigiTimes
    (kihachi)

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