Apple Music、音楽配信サービス満足度調査で1位に

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    調査会社J.D. Powerが実施した、音楽配信サービスに対する満足度調査において、Apple Musicが1位を獲得したことがわかりました。

    6カテゴリーで評価

    調査では、過去6ヵ月間に利用したサブスクリプション形式の音楽配信サービスについて、パフォーマンスと信頼性、使いやすさ、料金、コンテンツ、コミュニケーション、カスタマーサービスの6つのカテゴリーについて尋ねています。スコアは1,000点満点です。
     
    調査はアメリカにおいて今年6月と7月にかけて実施され、4,482人から有効回答を得ています。

    Appleが他を引き離して1位に

    調査の結果、Apple Musicが最高点となる834点を獲得し、首位となりました。Appleは6カテゴリー中、特にパフォーマンスと信頼性、使いやすさ、コンテンツの3カテゴリーでもっとも高い得点を得ています。
     
    826点で2位となったRhapsodyは、料金とコミュニケーションで高いスコアを獲得しています。
     
    本日、日本でのサービス開始を発表したSpotifyは824点で4位でした。ただし2位のRhapsody、3位のPandora、4位のSpotifyの差は1点ずつと僅差で、1位のApple Musicが他を引き離している印象です。

    コンテンツやプレイリスト共有が成功の秘訣

    J.D. Powerは今回の調査から、有料サービスの利用者のほうが無料サービスの利用者よりも全体的に満足度が高く、その差は平均で19点もあると指摘しています。特にカスタマーサービスでは68点、コミュニケーションでは45点もの差がありました。
     
    また有料サービス利用者の場合、利用の仕方によって満足度に差があることも、調査から明らかになっています。
     
    J.D. Powerは有料サービスユーザーを「受け身のリスナー(コンテンツやプレイリストを共有せず、他のユーザーのコンテンツにも無関心、全体の44%)」「フルに楽しんでいるリスナー、全体の29%」「フォロワー(他のユーザーのコンテンツやプレイリストは試すものの、自分のものは共有しない、全体の22%)」「共有者(自分のプレイリストは共有するが、他のユーザーのコンテンツには無関心、全体の5%)」の4つに分類しています。
     
    満足度がもっとも低いのが受け身のリスナーで801点、次がフォロワーで812点、共有者833点と続き、もっとも満足度が高いのがフルに楽しんでいるリスナーで860点でした。
     
    J.D. Powerは今回の調査結果から、音楽配信サービスが成功する鍵は、さまざまなタイプのデバイスで楽しめるようにすることと、リスナーが他の人々とコンテンツやプレイリストを共有するのを促進することだ、と述べています。
     
    J.D.Power 音楽配信満足度調査
     
     
    Source:J.D. Power
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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