発表間近!iPhone7はどうなる?モバイルソリューション会社が予想

    iPhone7 コンセプト Martin Hajek

    iPhone7 コンセプト Martin Hajek
     
    モバイル端末の診断が可能なソリューションを提供するBlancco Technology Groupが、7日のスペシャルイベントで発表されると見られるiPhone7/7 Plusについて予想しています。

    他のスマホからもイヤホンジャックがなくなる?

    iPhone7/7 Plusでは従来の3.5ミリイヤホンジャックがなくなり、Lightning端子経由またはワイヤレスによるイヤホンになる、とされています。これについてBlancco Technology Groupのリチャード・スティーノン最高戦略責任者(CSO)は、「他のスマートフォンメーカーも近い将来この流れに向かう」と、大胆な予測を述べています。
     
    その理由のひとつが、イヤホンジャックの廃止によってさらなる薄型化が実現することです。iPhone7はiPhone6sより1ミリ薄くなると言われています。もうひとつは、イヤホンジャックは小さい穴であるが故にゴミやほこりがたまりやすい、ということです。

    iPhone7は防水にはならない

    以前からiPhoneに期待されている機能のひとつが防水機能ですが、スティーノンCSOは、iPhone7は防水にはならないだろう、と予測しています。

    「もし防水にする場合には、防水性を確保するために、iPhone 7に部品を追加して組み入れ、厚みと大きさを増す必要があります。思い切って推測を言うと、iPhone 7が旧モデルより薄くなる場合は防水ではないでしょう」(スティーノンCSO)

    16GB版はなくなる?

    iPhone7/7 Plusについてこれまで浮上した情報によると、現行のもっとも少ないストレージ容量である16GBは廃止される、という説が主流になっていますが、スティーノンCSOもこの説を支持しています。
     
    その理由として、iPhone7 Plusはデュアルカメラを搭載するとされており、その結果写真の解像度が増加するためにより大きなストレージが必要となるから、と説明しています。またアプリの数が日々増え続けており、ユーザーは日々大量のメディア、アプリ、データを取り扱うのが今や当たり前となっていることから、1年後には32GBのストレージでも小さすぎるとみなされるようになる可能性もある、と述べています。

    FeliCaはiPhone7には搭載されない?

    先日Bloombergが、AppleがiPhone7に「FeliCa」機能を搭載する計画を進めている、と報じました。しかしスティーノンCSOはこの報道については懐疑的です。
     
    FeliCaはSuicaやPASMOなど、交通系ICカードで採用されているモバイル決済規格ですが、カード情報をiPhone Walletアプリに保存するには、まず提供会社と交渉する必要があります。しかしこれら公共交通機関の運賃支払いカードは、交通機関の種類別、地域別に複数の異なる会社が提供しています。
     
    そのためスティーノンCSOは、

    「Appleが公共交通機関カード機能を2017年まで見合わせると考えています。ただし、AppleがiPhone 7にFeliCaチップを搭載し、ソフトウェアアップデートを実施することによってこれらのサービスを実現することは考えられます」

    と述べています。
     
     
    Photo:Martin Hajek
    (lunatic)
     
     

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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