音声入力のほうがキーボード入力より3倍速く、誤字も少ないことが判明

    音声入力 iphone キーボード

    音声入力 iphone キーボード
     
    キーボードで文字を入力するよりも音声入力したほうが3倍速い――そんな驚きの研究結果がスタンフォード大学から発表されました。

    音声入力=使い勝手が悪い、はもう古い?

    音声入力と言えば反応も悪いし、誤字脱字は酷いし……そんなイメージはもはや過去のものなのかも知れません。スタンフォード大学とワシントン大学、そして中国企業のBaiduが共同で研究を行った結果、英語による音声入力はキーボードよりも3倍速く、中国語は2.8倍速いことが分かりました。
     

     
    研究者によると、ビッグデータの分析とディープラーニングの本格化によって、この数年で音声入力の性能は飛躍的に向上したのだとか。実際、Baiduの開発した音声入力システムDeep Speech 2では、iPhoneによるキーボード入力を行った場合と比較して、英語では誤入力が20.4%、中国語に至っては63.4%も低いという精密ぶりです。
     
    もちろん、このBaiduの本システムは世界最先端の技術であって、Google NowやSiri、Cortanaといった市場に出回っている音声入力システムと比較することは酷かもしれません。しかし近い将来、ハンズフリーで文字を入力する時代が当たり前になることを、同研究結果は予兆していると言えます。
     
    事実、AppleもSiriと機械学習の組み合わせについて、このところ関心を強めていることが分かっています。
     
    Source:TNW
    (kihachi)

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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