Xiaomi、ついにアメリカでスマートフォン販売を開始

    xiaomi アメリカ hugo barra

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    Xiaomiが近いうちにアメリカ市場でもスマートフォンの販売を開始するようです。同社の副社長Hugo Barra氏が、米メディアBloombergのインタビューで明らかにしました。

    オンライン販売で参入!

    中国国内では出荷台数が前年同期比で激減するなど窮地に陥りつつあるXiaomiですが、すでに同社は中国を飛び出し、アメリカへの本格参入を見据えています。
     
    これまでXiaomiのスマートフォンは新興国を中心としたアジア圏やブラジルインドといった特定地域では発売されていますが、欧米の先進国では意匠権の問題もあってか、アクセサリーのみの販売にとどまっていました。
     
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    しかし、Bloombergのインタビューに対して同社の副社長であるHugo Barra氏が語ったところによると、具体的な時期は決まっていないものの、アメリカでも近いうちにスマートフォンを販売するつもりであることが分かりました。
     
    販売方式は、中国でかつて採っていた戦略同様に、公式店舗を持たず、公式ホームページやSNSを通したインターネット上での販売になるとのことです。

    米スマホ市場はすでに飽和気味だが

    アメリカのスマートフォン市場は、すでにサムスンとアップルが「完成」させてしまったと言っても過言ではない状況で、ほとんどの先進国の例に漏れず飽和状態にあります。
     
    しかし、HuaweiやZTEが新たに参入を決めているように、それでも世界最大の市場に可能性を見出す中国ベンダーは少なくありません。Hugo Barra氏も「コストパフォーマンスの高い製品は世界中のユーザーの誰もが好む」と、Xiaomiのアメリカでの成功に自信を覗かせています。
     
    この他にも同氏は、先日IDCが発表した第2四半期の調査が不正確だと指摘、6月だけでXiaomiは700万台のスマートフォンを売り上げたとし、データほどに悪化してはいないことを強調しています。
     
    筆者としては、Xiaomiの面白さは端末のコストパフォーマンスではなく、MIUIという独自OSにこそあると思っています。AndroidやiOSに慣れきってしまった先進国のユーザーほど、MIUIは新鮮なものに映るのではないでしょうか。
     
    Source:Bloomberg,MyDrivers
    (kihachi)

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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