「ポケコインが無料で手に入る」に注意!「ポケモンGO」便乗アプリの87%はただのアドウェア

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    以前に比べれば落ち着きをみせてきた「ポケモンGO」ですが、まだまだお台場や上野などはプレイヤーで溢れかえっています。それもそのはず、こうした特定の公園や地域は、サードパーティー製のアプリなどによって、効率よくポケモンを捕まえるための情報が揃っているため、人が集まりやすいのです。ところが、こうした「ポケモンGO」に関連するアプリのうち、「正規アプリ」と呼べるものは、Google Play上でわずか11%しか存在しないことが判明しました。

    なんの機能もないアドウェアが大半だった!

    トレンドマイクロの調べによると、8月16日時点で「ポケモンGO」の便乗アプリはGoogle Play上だけで1,575件存在し、そのうちの238件が不正・迷惑アプリでした。
     
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    また、便乗アプリのうち52%がゲーム攻略ガイドやマニュアル、18%が偽のGPS位置情報を提供するというものでしたが、その実態を詳しく調べると、便乗アプリの大半はなんの機能も備えておらず、別アプリに誘導するためのアドウェアに過ぎないことも判明しました。上図では、アドウェアが全体の87%を占めている実態が確認できます。

    「ポケコインが無料で手に入る」と装い…

    トレンドマイクロは実例として、ゲーム内通貨「ポケコイン」を簡単に入手できると宣伝していたアプリ「Pokecoins for pokemon go Guide」を挙げ、一見すると「ポケモンGO」を不正にハッキングしているようで、実態は単にユーザを欺いて別のアプリをインストールさせるアドウェアに過ぎないことを詳しく説明しています。
     
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    このアプリは、プレイヤーの在住地域で「ポケモンGO」が未配信である場合には、同ゲームのAPKをダウンロードできるように見せかけたり、ポケコインやモンスターボールの初期所有数をプレイヤーが自由に操作できるように装ったりと巧妙ですが、いずれにしても最終的にユーザーは他のサイトに誘導され、無関係なアプリのダウンロードを促される仕組みになっていました。

    うまい話には裏がある

    被害に遭うことを避けるために、トレンドマイクロはOSを最新の状態にアップデートしておくことのほか、未知の開発者やサードパーティーのアプリストアからアプリをダウンロードしないこと、評価に偏りのあるアプリには注意するよう呼びかけています。
     
    また、アプリに限らず、攻略系サイトでも「ポケコインを無料で簡単に獲得できる」といったアドセンスが目立ちますが、こうした文言についても同社は「非現実的な機能で利用者を誘引する手口」「うまい話には裏がある」と警鐘を鳴らしています。
     
     
    Source:トレンドマイクロ
    (kihachi)

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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