ついにiPhoneが「おサイフケータイ」に対応!?iPhone7最大の隠し玉となるか

    iphone7 コンセプト画像 martin hajek

    iphone7 コンセプト画像 martin hajek
     
    iPhone7にとうとうFeliCaが搭載される――そんな噂がこのところ日本国内で盛り上がりを見せています。

    FeliCaが搭載されるという複数の観測

    スマートフォンに詳しいジャーナリスト石川温氏によれば、複数の情報筋から「iPhoneにFeliCaが搭載される」との観測がでているそうです。FeliCaとは、日本で主流となっている非接触ICカード技術で、「Suica」「おサイフケータイ」「Edy」など、国内のあらゆるインフラでごく一般的に用いられています。
     
    ところが、これまでiPhoneは欧米では主流のNFC Type-A/Bにこそ対応しているものの、FeliCa(NFC Type-F)には未対応でした。そのため、同端末が「おサイフケータイ」に対応しないばかりか、NFC Type-A/Bを用いるApple Payが日本に参入するための最大の障壁として、日本の「ガラパゴス」ぶりがしばしば批判されてきました。
     
    石川氏によると、全世界向けのiPhoneにFeliCaを載せることこそ難しいものの、「日本限定」といったように販売地域を限定する形であれば、観測どおりiPhone7で搭載される可能性があるそうです。同氏は、世界最大級のiPhoneシェアを有する日本で、アップルが更なるユーザー数の拡大を狙うために、「おサイフケータイ」に対応することは理に適った戦略だと述べています。

    2017年からはNFCの基準仕様にもなる!

    さらに先日開催された、アップルもスポンサーを務めるNFC Forumのミーティングでも、2017年4月より国際的にNFC Type-FをNFC決済の基準仕様に含むことが決定しています。
     
    なお、このミーティングでJR東日本は、NFC Type-A/Bは決済スピードと反応範囲の面でFelicaに劣っているため、大量の乗客を捌かなければいけない改札には不向きだとして、同社がNFC Type-Fを「Suica」に採用している理由、そして今後もこだわり続ける理由を改めて強く主張しています。
     
    9月のiPhone7なのか、それともNFC Type-F対応となるiPhone8以降なのかはまだ分かりませんが、いずれにせよ2020年のオリンピック前には、これまでのインフラのままiPhoneを決済媒体として、そしてApple Payを決済手段として利用することが可能となりそうです。
     
     
    Source:IT Media,マイナビニュース
    Photo:Martin Hajek
    (kihachi)

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