Netflixに対抗するつもりない―アップル上級副社長が語る

    Eddy Cue Craig Federighi

    Eddy Cue Craig Federighi
     
    アップルのインターネット関連ソフトウェア・サービス担当上級副社長であるEddy Cue氏はインタビューで、同社は独自のTV番組を作ってビジネスにすることも、NetflixやComcastといった動画ストリーミング企業に対抗していくつもりもないとの姿勢を示しました。

    あくまでもアップルはサポート役

    Eddy Cue氏はThe Hollywood Reporterのインタビューに対し、Apple TV向けに独自のTV番組を制作してビジネスにしていく計画はないとし、最大で約10億円の出資を受けられると話題の「Planet of the Apps(アプリの惑星)」のように、あくまでもアップルはサポート役にとどまると語りました。また、NetflixやComcastなどの動画ストリーミングサービスを手掛ける企業に対抗していくつもりもないとも述べました。
     
    2月には、ラッパーにしてBeatsの創業者としても有名なDr.Dreが主演を務めるTVドラマ、「Vital Signs」の制作に取り掛かっていることが報じられていましたが、あくまでもこれはApple Musicの宣伝という位置づけなのでしょう。

    Time Warnerの買収もなし

    またCue氏は、かねて報じられているTime Warnerの買収計画についても触れ、「我々は豊富な資金を有しているがゆえに、買収をする余裕があるだろうとの見方があるが、現時点では明白にいかなるスタジオも買収するつもりはない」とし、アップルとしてメディア企業を買収する形でコンテンツ配信を手がけていく計画はないことを改めて明らかにしました。
     
    なお先日も、アイダホ州のサンバレーでメディア・テクノロジー会議が開催されたおりに、ティム・クック氏とEddy Cue氏が、他社の大型買収について話を進めているとの観測が持ち上がっていました。
     
     
    Source:MacRumors
    (kihachi)

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