小学校低中学年の約1割がプログラミング教室を利用!利用満足度は94.1%!

    Project Bloks

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    小学校でのプログラミング教育必修化、との報道がありますが、小学1~4年生の低中学年でプログラミング教室に通っている子どもは約1割に上ります。子どもをプログラミング教室に通わせている母親ほぼ全員が子どもに論理的思考力や粘り強さなどの前向きな変化を感じ、満足度が94.1%に達していることが分かりました。

    小学1~4年生の約1割がプログラミング教室に通う!

    ジャストシステムは「小学生のプログラミング学習調査」の結果を7月12日に公開しました。調査は、2016年7月4日から5日にかけて、習い事をしている小学生の子どもを持つ母親を対象にインターネットで実施され、553名から有効回答を得ています。
     
    子どもの習い事は、全体では「スポーツ」が37.6%でトップ、以下「水泳」34.0%、「学習塾」28.4%、「音楽・楽器」27.3%などと続き、「プログラミング教室」は3.1%でした。
     
    1習い事
     
    学年別にみると、学年が上がるにつれ「学習塾」が高くなり6年生では44.0%となっているほか、「プログラミング教室」は、1年生~4年生の低・中学年で10%前後と、高学年よりも高くなっています。
     
    2 学年別

    プログラミング教室、半数以上がここ1年以内に開始

    プログラミング教室に通い始めた時期は「2015年7月~9月」が52.9%と過半数を占め、ここ1年以内に始めた子どもが多いことが分かります。
     
    3 開始時期
     
    プログラミング教室を知ったきっかけは「育児雑誌」と「友人・知人の口コミ」がともに23.5%で最多となりました。
     
    4 認知経路

    子供たちの94.1%がプログラミングに興味関心を持つ!

    子どもがプログラミング教室に通うことで最も期待した効果は、「粘り強く取り組む姿勢が身に着く」「理系科目が好きになり、知識が深まる」がともに17.6%と高くなっており、知識の習得だけでない効果が期待されていることが分かります。
     
    5 期待内容
     
    子どもがプログラミング教室で習っていることに関心を持っているかについては、94.1%とほぼ全員が「とても興味・関心を持っている」と回答しており、子どもたちが主体的に学ぶ様子がうかがえます。
     
    6 興味度

    ほぼ全員が子どもの前向きな変化を実感し94.1%の高い満足度!

    子どもがプログラミング教室に通うようになって変わったことは「物事を筋道立てて考えられるようになった」「勉強に意欲的になった」がともに82.4%と最も高いほか、「創造力」「伝達力」「粘り強さ」など各項目で7割以上と、ほぼすべてのお母さんたちが子どもに前向きな変化があったと回答しています。
     
    7 変化
     
    プログラミング教室への満足度は、94.1%が「とても満足」と回答しており、非常に高い満足度を得ていることが分かります。
     
    8 満足度

    興味のある新たな習い事、「プログラミング」は13.2%

    子どもの新たな習い事として興味のあるものは、「外国語」が20.4%でトップ、「スポーツ」が18.6%となり、「プログラミング教室」は13.2%でした。
     
    9 興味のある習い事
     
    新たな習い事としてプログラミング教室に興味を持った理由は「アプリやゲーム開発に興味がある」が33.3%で最多、次いで「小学校で2020年に必修化される」が26.7%、「テレビで紹介されていた」が23.3%などと続きました。
     
    10 興味理由

    小学校でのプログラミング必修化、46.5%が賛成!反対の7.4%を大きく上回る

    小学校で2020年からプログラミングが必修化する、との報道についての賛否は、「賛成」「どちらかというと賛成」の合計が46.5%と、「反対」「どちらかというと反対」の7.4%を大きく上回りました。
     
    11 必修化賛否
     
    賛成派の理由は「IT社会で必要とされるスキルが身につく」が58.8%、「将来の職業の選択肢が増える」が51.8%、「創造力が高まる」が49.4%などが高くなっています。
     
    12 賛成理由
     
    反対派の理由は「プログラミングより優先すべき教科がある」が82.9%で最多となりました。
     
    13 反対理由

    AppleやGoogleが楽しみながらプログラミングを学べるツールを提供

    小学生低中学年のうちからプログラミングを学んでいる子どもは約1割と決して多くないものの、通っている子どもたちは楽しみながら学んでおり、期待どおりの効果が得られていることに満足度も高い様子がうかがえました。
     
    現代の子どもたちは、小さい頃からゲームやアプリに親しんでいます。最近は、Appleの「Swift Playgrounds」やGoogleの「Project Bloks」といった、手軽にプログラミングの基礎を学べるツールが提供され、子どもたちが楽しみながらプログラミングを学ぶのが当たり前の時代になりつつある感があります。
     
     
    Source:ジャストシステム
    Photo:YouTube
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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