少なくとも4,000万件分のiCloudパスワードが漏えい?海外報道

iCloud パスワード 漏えい 流出

iCloud パスワード 漏えい 流出
 
Appleが提供しているクラウドサービス「iCloud」のパスワード4,000万件分が漏えいした可能性が浮上しました。このパスワードを悪用して身代金を要求されるケースも報告されています。

漏えいしたパスワードを悪用して身代金を要求!

iCloud」のパスワードが漏れた可能性があることについて、ニュースメディアCSO Onlineが報じ、少なくとも4,000万件分のiCloudアカウント情報が漏えいしたとされます。さらに漏えいしたパスワードが悪用され、iPhoneやiPadなどのApple端末を”人質”として身代金を要求される事態になっています。
 
犯人の手口は、入手したiCloudのパスワードと「iPhoneを探す」(iPhone、iPad、Macを探す)アプリを使い、端末を紛失モードにするというものです。端末が紛失モードになってしまうと、端末がロックされて内部のデータにアクセスできない状態となります。
 
iCloud パスワード 漏えい 流出
 
そして端末のロックを解除するために、およそ30ドル(約3,000円)から50ドル(約5,000円)の身代金を払うようユーザーに要求しているようです。これらの身代金の要求はロシア語で行われているため、ロシア人アタッカーによる犯行とみられています。

強力なパスワードや二段階認証の利用を

今回の報道を受け、アンチウイルスソフトメーカーのカスペルスキーも警鐘を鳴らし、iCloudのパスワードを変更するよう推奨しています。
 
新たなパスワードを作成する際には、強力なパスワードを作成するための同社のツール「Secure Password Check」や、2段階認証の利用を勧めています。
 

iCloud パスワード 漏えい 流出 カスペルスキー

カスペルスキーの「Secure Password Check」の画面


 
みなさんは「123456」のような推測しやすいパスワードに設定してはいないでしょうか?推測しにくい・破られにくいパスワードにする、複数のサービスでパスワードを使いまわさない、そして2段階認証を導入するなどで対策しましょう。
 

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この記事を書いた人

前職は新聞社の校閲記者。経験を活かし2013年からライター、2016年から編集記者として活動中。iPhone歴は3GS→5s→6s Plus→X→11 Pro Max→12 Pro→14 Pro。

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