サムスン、2017年発売iPhone向けに有機ELを4,000万枚出荷か

iphone8 oled 有機EL サムスン

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韓国サムスン・ディスプレイがAppleのiPhoneおよびApple Watch向けとして、有機EL(OLED)ディスプレイを2017年には4,000万枚、2018年には8,000万枚、2019年には1億2,000万枚を供給する見通しです。台湾Digitimesが新たな予測を発表しました。

2017年発売のiPhoneはOLED搭載か

現在OLEDを搭載しているApple製品はApple Watchのみです。しかし2017年発売見込みのiPhone7s(iPhone8と命名されるとの噂も)はOLEDを搭載すると推測されており、今回のDigitimesの数字もそれを見込んだものとなっているようです。

2019年にはOLED市場の競争が始まる

現時点ではサムスン・ディスプレイは世界最大のOLEDメーカーであり、AppleにOLEDを供給する中心サプライヤーは同社であると見られています。ただしFoxconn傘下となったシャープも、2017年末までにはOLEDの生産を開始する見通しです。
 
現在サムスン・ディスプレイはOLED市場を独占しているものの、ジャパン・ディスプレイ、シャープ、台湾・中国メーカーの生産開始により、2019〜2020年には競争が始まるとDigitimesは推測しています。
 
Digitimesの予測によれば、サムスン・ディスプレイの2019年のOLED年間生産量は5億6,000万枚で、2015年と比較すると114%増。同社最大の顧客であるサムスン・エレクトロニクスへの供給量は2016年が2億3,900万枚、2019年には2億9,000万枚に達するとのことです。
 
 
Source:Digitimes, AppleInsider
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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