iPhone用?シャープ、2017年にOLEDパネルを出荷開始!鴻海の郭会長が語る

    鴻海の郭会長

    鴻海の郭会長
     
    2017年に発売されるiPhone用に、シャープがOLED(有機EL)パネルの生産を準備している模様です。シャープの親会社、鴻海の郭会長が、来年の出荷予定について語りました。

    シャープ、2017年のiPhone用OLEDパネルの生産準備中か

    シャープの親会社で、iPhoneの組み立ての中枢を担うFoxconnを傘下に持つ鴻海の郭会長が、6月23日の株主総会後に、「OLED(有機EL)パネルの出荷を来年開始する」と記者団に対して語りました。
     
    郭会長は、OLEDパネルがApple向けか、スマートフォン用かについて明言していませんが、市場関係者はAppleが2017年にシャープ製OLEDパネルを採用すると見ている、と日本経済新聞が伝えています。

    鴻海のシャープ買収、狙いはiPhone用ディスプレイ

    来年は初代iPhoneの発売から10周年の節目に当たることから、OLEDパネルの採用を含め、大幅なデザイン変更が行われ、一方で今年のiPhoneはマイナーアップデートにとどまり、「iPhone7」の名称は2017年に持ち越されるのでは、とも報じられています。
     
    2017年のiPhoneに使用されるOLEDパネルはサムスン製が有力と報じられていましたが、Appleはリスク回避のため主要パーツを複数のサプライヤーに発注することが多いことから、シャープがサプライヤーに加わる可能性は高いと言えます。
     
    鴻海のシャープ買収の狙いのひとつは、Apple向けのディスプレイ受注にあると見られています。シャープは現在、Appleに液晶パネルを納入していますが、次世代ディスプレイのOLEDでも存在感を示すことができるのか、注目が集まりそうです。

     
     
    Source:Nikkei Asian Review
    (hato)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします
    目次