データ通信プラン、大手キャリアと格安SIM契約者で分かれる結果に

 
国内でモバイルマーケティングを展開しているMMD研究所は、スマートフォンを利用している10代以上の男女1,097人（大手キャリア利用者：551人、格安SIM利用者546人）を対象に「モバイルインターネット通信に関する利用意識調査」を実施し、結果を公開しています。

大手キャリアと格安SIM契約者で契約データ容量が異なる

 

 
スマートフォンを利用している10代以上の男女1,097人（大手キャリア利用者551人、格安SIM利用者546人）に、契約している月間データ通信容量プランについて聞くと、大手キャリア利用者では、「5GBプラン」が17.8％で最多となり、格安SIM利用者では、「３GBプラン」が31.9％で最多となったことが伝えられています。
 
また、契約している通信プランがわからないと回答した人が、格安SIM利用者では5.9％に対し、4キャリア利用者では20.1％と差が出る結果となっています。

大手キャリア利用者は利用データ量に無頓着？

 

 
同一の対象者に対して、実際に使用している月間のデータ通信量について聞くと、大手キャリア利用者では、「わからない」が18.7％で最多となり、格安SIM利用者では、「1G未満」が19.2％で最多となったことが伝えられています。
 

 
こうした背景もあり、スマートフォンのデータ通信量の節約意識について聞くと、大手キャリア利用者では、「かなり意識している」が20.3％、｢やや意識している｣が33.0％と合わせて、53.3％が意識しているのに対して、格安SIM利用者では、「かなり意識している」が28.9％、｢やや意識している｣が36.3％と合わせて、65.2％が意識している結果となり、両者の間で10ポイント以上差が出る結果となっています。
 

 
なお、スマートフォンのデータ通信量に節約意識があると回答した10代以上の男女650人（大手キャリア利用者294人、格安SIM利用者356人）にスマートフォンのデータ通信量の節約のためにしていることについて聞くと、両者ともに｢アプリのDLやアップデートはWi-Fi接続時のみ行う｣が約6割で最多となり、｢常時通信するようなアプリはオフにしている｣｢外出時などは公衆無線LANの接続をするようにしている｣が両者ともに約3割で続いています。
 
閲覧制限による節約としては｢動画などのデータ容量の大きいコンテンツはみないようにしている｣が約半数、｢あまりインターネット接続をしないようにしている｣が約1割という回答が続いています。
 
 
Source:MMD研究所
(クロス)