また!Siriの開発メンバーが今度は「アップル社内の政治的内紛」で辞職

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    2010年に買収される以前から、Siri開発メンバーとして中核を担ってきたDarren Haas氏が、アップルを辞職してGeneral Electric(GE)に移っていたことが分かりました。先日もSteve D’Aurora氏が辞めるなど、このところSiriには不穏な雰囲気が漂っています。

    辞職は政治的内紛が理由?

    Darren Haas氏の辞職理由は、以前より噂されていたアップル社内での「政治的な内紛」とのことで、iCloudとSiriの開発チーム同士で諍いがあったことに端を発するようです。ニュースサイトMac Rumorsは、Siriチームが作ったソフトウェアのプラットフォームをアップルがiCloudやiTunesに拡張しようとしたことで衝突が勃発したとしています。
     
    Steve D’Aurora氏が2日前にGE移籍、そして続いてDarren Haas氏も同社へと、一気に2人も重要メンバーを失ったSiriですが、チームの「分解」は今回が初めてではありません。先日、Siriの創業者であるDag Kittlaus氏とAdam Cheyer氏が、アップルを辞めて開発した次世代パーソナルアシスタント「Viv」を披露しましたが(下記動画参照)、当初のSiri開発者の3分の1がすでにアップルを離れてViv社に合流していることも分かっています。
     

     
    アップルに買収される前のSiriと現在のそれとがかけ離れたものとなっていることが原因なのか、本当にアップル内部の政治闘争なのか、部外者である我々には知る由もありませんが、iPhoneにとってSiriは欠かせないものとなっているだけに、このままサービスがフェードアウトしていく……ということは避けて欲しいところです。
     
     
    Source:Mac Rumors
    (kihachi)

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    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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