Immersion、新たにMacBookの感圧トラックパッドも特許侵害としてアップルを訴える

    3d touch iphone6s

    3D Touch
     
    iPhoneには感圧タッチ機能が搭載されていますが、これを快く思わないのが、触感フィードバック技術を初めて確立したとされるImmersionです。同社はこれまでにもiPhone6/6s、そしてApple Watchが特許を侵害していると述べていましたが、新たに4日、MacBookとMacBook Proをリストに追加するとともに、iPhone6sがさらに3つの特許侵害を起こしているとして、新たに追加の訴訟をアップルに対して起こしました。

    MacBookのトラックパッドも対象に!

    Immersionは2月半ばにも、Apple WatchやiPhoneに設けられている触感フィードバック技術が同社の特許を侵害しているとして訴訟を起こしていましたが、今回新たに問題とされたのは、MacBookやMacBook Proのトラックパッドに搭載されている「Force Touch」とiPhone6sの「3D Touch」です。「Force Touch」機能は、通常のクリックと強めのクリックを使い分けることで、「3D Touch」同様に様々なショートカットを可能にするというものです。
     
    force touch macbook
     
    さらにImmersionは今回のアップルに対する訴訟で、米キャリアのAT&Tも訴える相手に含めています。Immersionによれば、これは「他社の特許侵害を助長させてきたから」とのことで、将来的には同じロジックでVerizonやT-Mobile、Sprintといった他キャリアも訴訟リストに追加される可能性があります。もっとも、AT&Tがキャリアの代表としてやり玉に挙げられることは珍しくありません。
     
    これまでにも2007年にはソニー、2008年にはマイクロソフト、2012年にはモトローラ(最終的にはグーグル)と次々訴訟を起こし、どれも和解金の獲得やサプライセンス契約を締結するに至っているだけに、さすがにImmersionの追撃からアップルが逃れることは難しいように思われますが、本件についてアップルからのコメントは現在得られていません。
     
     
    Source:9to5Mac
    (kihachi)

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