iPhone出荷台数、今年7-9月期に増加に転じる?平均販売価格は下落

iphone-se 中国 調査

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iPhoneの販売台数は、2016年第3四半期(7-9月期)には回復するものの、平均販売価格は下落するとの分析が発表されました。

iPhoneの出荷台数、7-9月期に回復も通年では4.9%〜9.2%の減少?

台湾メディアDigiTimes Researchは、Appleの財務情報や台湾のサプライチェーン関係者の情報を総合した分析として、iPhoneの販売台数が2016年第1四半期(1-3月期)に続き、第2四半期も低調が続くものの、第3四半期(7-9月期)に回復に転じるとの予測を発表しています。
 
先日の決算発表会でAppleは、2016年第1四半期のiPhone販売台数が約5,119万台で、前年同期比でマイナスとなったことを明らかにしていました。
 
DigiTimes Researchは、第2四半期は4,100万〜4,300万台で低調が続くものの、第3四半期には4,500万〜4,800万台と増加に転じると予測しています。
 
また、2016年通年のiPhone出荷台数は2億1,000万〜2億3,000万台と、前年比4.9%〜9.2%の減少を記録すると見られます。

iPhone SE効果?平均販売価格が下落

3月末に発売されたiPhone SEは、Appleの予測を超える好評となっています。また、国によってはiPhone5sもエントリー端末として販売されており、今年の第2四半期には、iPhone SEとiPhone5sの出荷台数がシリーズの25%を占めると見られます。
 
iPhoneの市場を拡大するために投入した低価格の端末が売れることで、iPhoneシリーズの平均販売価格(ASP)は2015年第4四半期の690.5ドル(約74,500円)から2016年第1四半期には641.8ドル(約69,300円)に低下しており、第2四半期にはさらに600ドル(約64,800円)に低下すると見られています。

クックCEOはiPhone7に自信

iPhoneの販売低迷が続くとの見方は先日もお伝えしました。一方、Appleのティム・クックCEOはテレビ番組のインタビューで、秋に発売が見込まれるiPhone7は「想像もつかない新機能」を搭載し、「素晴らしいイノベーション」になる、と自信を見せています。

 
 
Source:DigiTimes
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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