格安SIM、大手通信キャリアから順調にユーザーを奪っていることがわかる調査結果

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国内でモバイルマーケティングを展開するMMD研究所は、2015年10月~2016年3月にスマートフォンを購入した15歳以上の男女693人を対象に「2015年10月~2016年3月スマートフォン購入に関する定点調査」を実施し、調査結果を公開しています。

スマートフォン購入時、最も重視するポイントは操作性の良さやバッテリー持ちなど

 
格安SIM 大手キャリア 切り替え
 
2015年10月~2016年3月にスマートフォンを購入した15歳以上の男女693人にスマートフォン購入時に重視した項目について尋ねたところ、「操作性のよさ」が「重視する」と「やや重視する」を合わせて83.1%、「バッテリーの持ち」が「重視する」と「やや重視する」を合わせて82.6%、「画面の大きさ」が「重視する」と「やや重視する」を合わせて78.2%と続いたことが伝えられています。

端末はおおよそ2〜2年半使用する

 
格安SIM 大手キャリア 切り替え
 
次に、2015年10月~2016年3月にスマートフォンを購入した15歳以上の男女693人に、それまで使っていた携帯電話端末の利用期間について尋ねると、「2年以上~2年半未満」が25.4%で最多となりました。
 
また、3年以上という回答も21.2%に上っています。大手キャリアは、2年縛りの料金設定をこれまで組んでいたので、当然と言えば当然の結果かもしれません。

格安SIMが大手キャリアから順調にシェアを奪う

 
格安SIM 大手キャリア 切り替え
 
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2015年10月~2016年3月にスマートフォンを購入した15歳以上の男女で、その前にも携帯電話を利用していた666人に、端末購入前の通信事業者と購入後の切り替えの有無について尋ねたところ、現在docomo、au、SoftBank、Y!mobileの4キャリアを契約していると回答した562人は、「同じ大手通信キャリアを使っている」という回答が69.6%で最多となり、「大手通信キャリアから別の大手通信キャリアに変更した」が29.5%と続いています
 
なお、「MVNOから大手通信キャリアに変更した」という回答は0.9%にとどり、格安SIMにユーザーの多くが満足している様子が推察されます。また、現在MVNOを契約していると回答した104人は、「キャリアからMVNOに変更した」という回答が64.4%で最多となり、「同じMVNOを使っている」が32.7%と続きました。MVNO間での切り替えは2.9%に留まっており、一度契約した格安SIMは継続的に利用されているようです。

ユーザーの多くが同シリーズの端末に切り替え

 
格安SIM 大手キャリア 切り替え
 
2015年10月~2016年3月にスマートフォンを購入した15歳以上の男女に、現在利用しているスマートフォンについて聞くと、「iPhoneシリーズ」が56.1%で最多となり、「Xperiaシリーズ」が14.1%、「AQUOSシリーズ」が9.1%と続きました。
 
格安SIM 大手キャリア 切り替え
 
また、その前にもスマートフォンを利用していた547人に今回の購入端末とそれまで使っていたスマートフォンの端末を聞くと、同シリーズの端末を購入している比率は約7割となり、同一シリーズのスマートフォンを使い続けるユーザーが大半を占める様子が確認できます。
 
 
Source:MMD研究所
(クロス)

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