iPhone SEの良いところ・悪いところ~一足早く各メディアが徹底レビュー!

    iphone se

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    3月31日(木)より発売となるiPhone SEですが、テクノロジー系サイトや著名メディアが一足早く実機の体験レビューを行っています。必ずしも良いことばかりが書かれているわけではありませんが、購入を検討する上では参考になるので、ぜひ各レビューをかいつまんで紹介したいと思います。

    手に収まるサイズ

    TechRaderは外観を「すんなりとなめらか」と表現し、iPhone5sのような手への収まりやすさが魅力的だとしています。特に5.5インチのiPhone6/6s Plusユーザーにとっては、同サイズのファブレットが当たり前となっているだけに、4インチのiPhone SEはかなり新鮮なのではないでしょうか。
     
    iPhone SE 予約
     
    一方でThe Independentは、4.7インチのiPhone6/6sや5.5インチのiPhone6/6s Plusを使ってきたユーザーにとっては、今更4インチに慣れることは難しいと否定的です。確かにiPhone6s Plusのディスプレイに筐体全体が収まってしまうようなiPhone SEのサイズを、耐え難いと感じるユーザーもいることでしょう。
     
    そのうえで同メディアは、どちらかと言えばiPhone SEは、iPhone5sなどの4インチスマートフォンをこれまでにも使い続けてきたユーザー向けではないかとしています。

    メインカメラは1,200万画素だがフロントカメラは120万画素

    iMoreは、iPhone SEのメインカメラがiPhone6sと同じ1,200万画素であることを指摘しつつ、なぜフロントカメラだけは500万画素ではなく120万画素のままなのか疑問を呈しています。
     

     
    はっきりとした理由は分かりませんが、iPhone5sのシャーシを利用していることも関わっているのかもしれませんし、9月に発売すると噂されているiPhone7/7 Plus/Proのラインナップでも、デュアルカメラ搭載モデルとそうでないものとを分けるのではないか、と噂されていることから、アップルがこれまで以上に、カメラで端末同士の差別化を図ろうとしているのかもしれません。

    バッテリーの持ちはiPhone最高峰

    The Wall Street Journalは、iPhone5sやiPhone6sを上回るバッテリーの持ちを評価しています。
     
    ディスプレイサイズが4インチであることや、Taptic Engineが搭載されていないことが影響しているのかは分かりませんが、駆動時間は公式発表で、4G回線使用時ではiPhone6sよりも3時間(計13時間)、ビデオ再生でも2時間(計13時間)多くなっています。
     
    The Wall Street Journalが行った負荷実験でも、iPhone SEは10時間、iPhone6sとiPhone5sは8時間、Galaxy S7は7時間と、はっきりとバッテリーの持ちが高いレベルにあることが明らかとなっています。
     
    iPhone SEバッテリー
     
    ただし同メディアは、iPhone5sと区別がつかず、iPhone6sに見られるような薄く角が丸まったアップルの最新デザインとは異なることに不満を抱いています。開発コストを下げるためには致し方なかったのでしょうが、この点はBGRのiPhone SEレビューとも一致するところです。

    ゲームもサクサク動くA9チップ!

    iPhone SE レビュー
     
    The Daily Mailは、iPhone SEがA9プロセッサを搭載しているおかげで、「ものすごく速い」と絶賛しています。同メディアは、数日間しか使用していないのにもかかわらず、こればかりは早くも結論付けることが出来ると断言しており、iPhone6sで動くような高クオリティのゲームが、iPhone SEでも体験できることについて評価しています。
     
    確かにiPhone SEは見た目こそiPhone5sと変わりませんが、CPUは5sの2倍、グラフィック処理に関わるGPUでは3倍の圧倒的な差を実現しています。

    一番気に入ったのは…値段だ

    そして皆の耳目を集めるのは、なんと言っても歴代iPhoneで最も安い価格でしょう。Mashableは339ドル(約38,300円)の価格を「とてつもないほど競争的」と、AndroidやiOS問わず数あるスマートフォンの中でもひと際目を引くとしています。
     
    iPhone 比較
     
    日本円ではなぜか1ドル=132円換算され、16GBモデルが52,800円となっていますが、アメリカでは399ドル(約38,300円)、64GBが499ドル(約56,400円)と、かなりお得です。400ドル(約45,200円)前後のコストパフォーマンスに優れたAndroidスマートフォンも確かに存在しますが、さすがにこの価格帯で、iPhone6sに搭載されている最高峰の1,200万画素カメラに匹敵するものを搭載している機種は存在しません。
     
    iPhone6sは649ドル(約73,300円)ですが、大きなディスプレイと3D Touch、500万画素のフロントカメラ(SEは120万画素)がなくなるだけで半額近くになるのかと思うと、いかにアップルが思い切った価格の挑戦をiPhone SEで試みてきたのかがよく分かるというものです。
     
     
    Source:MacRumors
    (kihachi)
     
     

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