価格.com、2016年版「スマホ・インターネットの利用実態調査」を発表

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    カカクコムは、「価格.com」のサイト利用者を対象にしたアンケートをもとに、2016年版「スマートフォン・インターネットの通信料金・利用実態調査」と「格安SIM・携帯キャリア・プロバイダ満足度ランキング」を発表しました。
     
    調査は2016年2月10日~2月12日の期間、全国の15歳~69歳の男女を対象に、Webアンケートで実施し、実態調査は4,792人 満足度ランキングは4,515人の有効回答を得ています。

    格安SIM利用率 単身層は30~40代が13.6%と高め

    スマホ、格安SIM、自宅インターネット回線について、各利用率、利用料金、通信量、重視するポイントなどを調査した「スマホ・インターネットの通信料金・利用実態調査」によると、格安SIM利用率はファミリー層が5%程度、単身層は10~20代が5.3%、50~60代が4.4%に対し、30~40代は13.6%と比較的高めという結果でした。
     
    カカクコム 調査
     
    平均月額料金は、格安SIMが1,600円~1,800円程度、大手携帯キャリアは約8,200円~8,700円程度と、格安SIMと大手携帯キャリアとで6,000円以上の差がついています。
     
    月間の平均データ通信量は、いずれの層も格安SIMは2~3.5GB程度、大手携帯キャリアは3~4.9GB程度で、10~20代の単身層は格安SIM(3.5GB)、大手携帯キャリア(4.9GB)ともに通信量が多い結果となりました。
     

    カカクコム 調査

    10~20代の単身層の月間平均データ通信量
    左が格安SIM、右が大手携帯キャリア

    自宅回線の光ファイバー利用率 ファミリー層は6割超え、単身層5割

    自宅のインターネット回線については、ファミリー層の光ファイバー利用率が60%を超え、モバイルWi-Fiルーター利用率は約6%にとどまりました。10~40代の単身層での利用率は、光ファイバーが約45%、モバイルWi-Fiルーターは約19%と、モバイルWi-Fiルーターの利用率が高まっている傾向がみられます。
     
    カカクコム 調査
     
    光ファイバーとモバイルWi-Fiルーターについて、それぞれ使用している理由を尋ねたところ、光ファイバーでは「住居等の条件」「利用料金の安さ」が上位に、モバイルWi-Fiルーターでは、単身層では「利用料金の安さ」、ファミリー層では「工事や手続き等、導入が容易」が上位にあがりました。

    満足度1位 格安SIM「mineo」、大手キャリア「docomo」

    また、格安SIM・大手携帯キャリアなど各部門での満足度をまとめた「格安SIM・携帯キャリア・プロバイダ満足度ランキング」では、格安SIM部門が月額料金と通信速度の満足度が高い「mineo」、大手携帯キャリア部門ではつながりやすさの満足度が高い「docomo」が1位に選ばれました。
     
    カカクコム 調査
     
    格安SIM部門では、月額料金が安く、コストパフォーマンスの高さを評価された3サービスが上位にランクインしました。ユーザーからも、大手キャリアと比べて安く済むこと、2年しばりがないことなどを評価する声が上がっています。
     
    その他の各部門1位は、光ファイバー(戸建て)が「ドコモ 光」、光ファイバー(マンション)が「OCN 光」、ADSLが「イー・アクセス」、モバイルWi-Fiルーターが「Softbank」という結果となりました。

    携帯電話料金の今後 動向に注目

    総務省の要請を受けて「実質0円」のスマホが姿を消し、大手携帯キャリア各社からは新たな料金プランが提示されています。ソフトバンクは通信料金の値下げについて「真剣に考慮している」とし、ドコモも携帯電話料金の追加値下げを検討しているなど、今後も各社の動向に注目したいところです。
     
     
    Source:カカクコム(1), (2)
    (asm)

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    この記事を書いた人

    前職は新聞社の校閲記者。経験を活かし2013年からライター、2016年から編集記者として活動中。iPhone歴は3GS→5s→6s Plus→X→11 Pro Max→12 Pro→14 Pro。

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