アップル、500人からなる「最強の弁護士軍団」を作っていた

Bruce Sewell iphone

Bruce Sewell iphone
 
ティム・クック氏、ジェフ・ウィリアムス氏、フィル・シラー氏、ジョナサン・アイヴ氏――アップルのニュースを日頃から目にしているユーザーであれば、一度は彼ら重役の名前を目にしたことがあるでしょう。しかし、このところとある人物の知名度がFBIとのiPhoneロック解除問題で急浮上しています。その名はブルース・シーウェル氏です。

これまでは縁の下の力持ちだったが

これまでにもブルース・シーウェル氏は、サムスンとの特許バトルを行ったり、新色MacBook Proとともに「60 Minutes」に映り込んだりはしていましたが、法務・セキュリティ担当上級副社長という役職柄、あくまでも「ジョブズの法律用心棒」としての職務がメインで、他の幹部のように脚光を浴びることはありませんでした。
 
しかし先日の「iPadのパスワードが長過ぎた疑惑」に代表されるがごとく、このところFBIとのバトルで顔を見せるのはシーウェル氏ばかり。今もっともメディアで脚光を浴びているアップル幹部といっても過言ではないかもしれません。

500人からなるアップルの法律チーム

さて、そんなシーウェル氏が米メディアBloombergのインタビューで明かしたところによると、アップルの「最強弁護士軍団」は現在、500人以上もいるそうです。FBIを迎撃するべく、同氏は改めて軍団を再編、その中には現在はアップルと敵対している司法省で、かつてサイバーセキュリティや知的財産権専門の弁護士として活躍していたマーク・ズウィリンガー氏まで含まれているのだとか。
 
この他にも元アメリカ合衆国訟務長官テオドール・オルソン氏の起用など、対アメリカ政府迎撃軍団とも呼ぶべき強力な陣営を作り上げているシーウェル氏ですが、ここまでやって初めて政府に対抗できるという事実は、アップルのパワフルさ以上に政府の手強さを却ってしらしめる結果となっています。
 
 
Source:Business Insider, 威锋网
(kihachi)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

特集

目次