シャープ、偶発債務は数百億円規模で7日にも鴻海と合意か

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経営再建中のシャープは、政府系ファンド 産業革新機構からの改革案を蹴り、台湾EMS大手・鴻海(ホンハイ)精密工業(Foxconn)の買収案を選択しました。
 
契約は順調に進むものと思われましたが、シャープが数千億円規模ともされる偶発債務が存在する旨を鴻海に提出し、その交渉に遅れが生じていました。しかし、ニュースメディア『日テレ24』は、実際のシャープの偶発債務は数百億円規模で済む見通しで、7日にも鴻海と買収に関する契約を締結する可能性があると報じています。

ついに鴻海がシャープを買収へ

実現すれば、日本の大手電機メーカーが海外資本の会社の下に入る初めての例になりますが、ついに鴻海がシャープを買収する計画に進展がみられたようです。
 
シャープは鴻海の案を選択する前日に、数千億円規模ともされる偶発債務を発表し、鴻海を驚かせました。偶発債務の金額があまりに大きかったことから、両社は当初予定されていた交渉期限の延期を発表し、交渉の長期化が予想されていました。
 
しかし、『日テレ24』によれば、シャープが提出した偶発債務は、あくまでリーマン・ショック級の大きな危機が訪れた場合の想定を含むものであり、実際には数百億円規模で済むものであることが分かっています。関係者は今回の偶発債務が、鴻海の買収計画を中止するほどのものではないとしており、早ければ7日にも契約を締結するとしています。
 
鴻海はAppleからも受注を受けるほどのEMS大手であり、今後のシャープの再生策が注目されます。
 
 
Source:日テレ24
(クロス)

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