Apple対Samsung特許訴訟再び~裁判所、Samsung優位の判決

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米連邦控訴裁判所は現地時間26日、2014年5月にSamsungに対して命じたAppleへの1億2,000万ドル(約137億円)の賠償支払いを撤回する判決を下しました。

3件の特許侵害を破棄

連邦控訴裁判所は、2014年の陪審団による評決で認められた、Samsungによる特定のデータを検出しリンクさせるクイックリンク機能、自動修正機能、スライド式ロック解除機能の3件の特許侵害について、これを無効とする判決を下しました。
 
Samsungは今年1月に、これら3件の特許侵害の評決の破棄を訴えており、今回の判決はこのSamsungの主張を認めた形になります。
 
AppleとSamsungは長年にわたり特許を巡る訴訟を続けています。これまでの裁判ではAppleに有利な判決が下されており、昨年12月にはSamsungが5億4,820万ドル(約624億円)の支払いに応じていますただし減額を求めその後最高裁へ上訴)。
 
今回の判決はこの5億4,820万ドルの賠償金支払い命令には影響を及ぼさない模様です。
 
両社の特許をめぐる争いはまだ当分続きそうです。
 
 
Source:Reuters
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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