カニエ・ウェスト、アップルとの決別「ディス」が裏目に―新アルバムは50万回も違法DL

kanye west

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世界的に有名なラッパーのKanye West氏が、iTunesやApple Musicを批判したツイートを行った直後に、違法ダウンロードサイトで同氏の新アルバムが50万回以上もダウンロードされていることが発覚しました。

TIDALでの先行独占配信をTwitterでアピール


Kanye West氏が新アルバム「Life of Pablo」のリリースを、音楽ストリーミングサービスTIDALで先行限定配信することを明らかにするとともに、「絶対にアップルでは配信しない」と「ディス」を決めたことは、同氏の5,300万ドル(約61億円)の借金告白とも合わせて、大きなニュースとなりました。
 


 
しかし、同氏がTIDALでのみの先行独占配信をアピールしたことは、他音楽ストリーミングサービスに比べて月額使用料が高めであるTIDALの会員数を増やすどころか、違法ダウンロードの助長に役立ってしまったようです。

Apple Musicをスルーしたことが裏目に?

TorrentサイトTorrentFreakによると、TIDAL限定配信のはずであるKanye氏の「Life of Pablo」は、リリース初日だけで50万回も違法ダウンロードされ、別のサイトThe Pirate Bayでも10,000以上シェアされていることが判明しています。
 
しかし総じて見れば、音楽の違法ダウンロードは減少傾向にあります。その主な理由として、「わざわざ違法行為を犯さずとも、気軽に1クリックで合法的に手に入るから」という点が挙げられます。Apple Music、Spotify、Pandora、お金がなければYouTubeも視聴プラットフォームの選択肢に入るでしょう。
 
ただ、「Life of Pablo」がここまで違法ダウンロードを助長させているところをみると、TIDALでの限定配信はユーザーにとって、「気軽に1クリック」というよりは、単なる障壁にしか映らなかったのでしょう。今後Apple Musicで視聴できるようにするかは、Kanye West氏の判断次第です。
 
 
Source:iPhone in Canada
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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