Touch ID交換のiPhone6が使えなくなる「エラー53」、集団訴訟に発展か

Touch ID

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iPhone6Touch IDをApple非公認のショップなどで修理した場合、端末が使えなくなる現象に対し、アメリカの法律事務所が集団訴訟を起こす準備を進めています。

「エラー53」に対し、法律事務所が集団訴訟を準備

サードパーティの修理ショップなどでTouch IDを修理したiPhone6で、iOSのアップデート時に「エラー53」というメッセージが表示され、端末を復元できなくなる現象が確認されています。
 
アメリカ・シアトルに拠点を置く法律事務所のPCVAは、これを受けてAppleを相手取った集団訴訟を起こす準備を進めていると英メディア、ガーディアンが報じています。

「Appleは割高な修理を強制している」

PCVAは、今回の現象について「Appleは、ユーザーに割高な純正修理を強制している」と、以下のようなたとえ話を交えて主張しています。
 

「あなたが自動車の発電装置を近所の修理工場で交換した場合を考えてみてください。Appleの方針によれば、ディーラー以外で修理したという理由で、あなたの自動車は動かなくなるのです」

 

PCVA

PCVAのWebサイト


 
PCVAでは、Webサイトで「エラー53」に遭遇した経験を持つユーザーを募っています。

Apple「ユーザーのセキュリティ保護のため」

Appleは、「エラー53」について、ユーザーのセキュリティを保護するためと説明しており、遭遇した場合はサポートに連絡するよう呼びかけています。

 
 
Source:The Guardian
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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