【解説】iPhoneでログイン情報を自動入力できる「iCloudキーチェーン」とは?

    マニュアル サムネ 機能
    目次

    ウェブサイトでのログインパスワードなどを簡易入力したい

    A.

    iPhoneなどのiOSに搭載されている「iCloudキーチェーン」という機能が活用できます。この機能を有効にすると、標準ブラウザ「Safari」で入力した情報を保存し、次回の入力時に自動で入力できるようになります。
     
    保存される情報はユーザー名(ID)やパスワードなどのログイン情報のほか、クレジットカード情報、Wi-Fi情報などです。

     
    iCloudキーチェーンの仕組み
    iCloudキーチェーンをオンにする
    ポイント:セキュリティーコードについて
    ポイント:電話番号の登録は必要?
    SafariでiCloudキーチェーンの設定をする
    iCloudキーチェーンを利用する
     

    iCloudキーチェーンの仕組み

    「iCloudキーチェーン」は、iOS7以降のiPhone、iPad、iPod touchと、OS X 10.9以降のMacで、標準ブラウザの「Safari」に入力したウェブサイトのログイン情報やクレジットカード情報、Wi-Fi情報を保存し、入力時に自動で入力できるようにするものです。
     
    同じApple IDでiCloudにサインインしている端末間で利用できます。これらの個人情報は、保存および転送時には暗号化され、Appleがその情報を読み取ることはできない仕組みになっています。
     
    この機能を使うことで、標準アプリの「メール」「連絡先」「カレンダー」「メッセージ」で使用するアカウントを、利用するすべてのiOS端末とMacで最新の状態に保つことができます。
     

     

    iCloudキーチェーンをオンにする

    かんたんステップ

    3ステップ
    約10分
    • STEP1

      「設定」→「iCloud」

    • STEP2

      「キーチェーン」

    • STEP3

      iCloudキーチェーンをオンにする

    1
    設定アプリから、iCloudの設定を開く
    iPhoneの説明書 iCloudキーチェーン

  • ホーム画面から「設定」を起動し、「iCloud」をタップします
  •  

  • iCloudの設定画面が開きます。下へスクロールして、「キーチェーン」をタップします
  • iPhoneの説明書 iCloudキーチェーン iPhoneの説明書 iCloudキーチェーン

     

    2
    iCloudキーチェーンをオンにする
  • 「iCloudキーチェーン」をタップしてオン(緑)にすると、設定完了です
  • はじめてオンにするときは、iCloudへのサインインを求められます。ここで、iCloudセキュリティコードの作成と、電話番号を登録します
  • iPhoneの説明書 iCloudキーチェーン iPhoneの説明書 iCloudキーチェーン

     

     

    ポイント:セキュリティーコードについて

    iPhoneの説明書 iCloudキーチェーン

  • セキュリティコード設定画面で詳細オプションをタップすると、ランダムまたは複合するセキュリティコードを利用できます
  •  

  • セキュリティコードを作成しない選択もできます。この場合は、iCloudキーチェーンに保存したユーザーIDやパスワードなどの情報を、iCloudにバックアップせずに、iPhone内に保存するようになります
  •  

     

    ポイント:電話番号の登録は必要?

    iPhoneの説明書 iCloudキーチェーン

  • 電話番号の登録が必要になるのは、iCloudセキュリティコードを利用する際の本人確認に使うためです。ほかの対応端末でiCloudキーチェーンを利用する際に、情報を同期してもいいかの確認メッセージを、SMSで受信します
  • 指定する電話番号は、自分のものでなくても、信頼できる他の人のもの指定できます
  •  

     

    SafariでiCloudキーチェーンの設定をする

    かんたんステップ

    3ステップ
    約5分
    • STEP1

      「設定」→「Safari」

    • STEP2

      「自動入力」

    • STEP3

      「ユーザー名とパスワード」をオンにする

    1
    設定アプリから、Safariの設定を開く
    iPhoneの説明書 iCloudキーチェーン

  • ホーム画面から「設定」を起動し、「Safari」をタップします
  •  

    iPhoneの説明書 iCloudキーチェーン

  • 「自動入力」をタップします
  •  

    2
    Safariでの自動入力をオンにする
    iPhoneの説明書 iCloudキーチェーン

  • Safariでフォーム入力時に、自動入力の対象とする項目を設定できる画面です。「ユーザー名とパスワード」をタップしてオンにします
  •  

    iPhoneの説明書 iCloudキーチェーン

  • 「自分の情報」をタップして連絡先一覧から自分の情報を選び、「連絡先の情報を使用」をオンにすると、連絡先に登録している情報をもとに自動入力できるようになります
  •  

    iPhoneの説明書 iCloudキーチェーン

  • また「クレジットカード」をオンにすると、Safariでクレジットカード情報を入力する際に、保存されたクレジットカード情報をもとに自動入力できるようになります
  •  

  • 「保存されたクレジットカード」をタップすると、保存済みの情報を確認できるほか、新規登録もできます。登録する場合は「クレジットカードを追加」をタップします。必要事項を入力、またはカメラでクレジットカード情報を読み取ることもできます
  • iPhoneの説明書 iCloudキーチェーン iPhoneの説明書 iCloudキーチェーン

     

     

    iCloudキーチェーンを利用する

    2つの設定を完了したら、Safariを起動して、ログイン情報を保存してみましょう。通常の手順でログインすると、自動で保存されていきます。
     

    iPhoneの説明書 iCloudキーチェーン

  • iCloudへサインインする画面で自動入力を試してみます。Apple IDまたはパスワード欄をタップします
  •  

    iPhoneの説明書 iCloudキーチェーン

  • ソフトウェアキーボードが表示されました。新たに「パスワードを自動入力」というボタンが追加されていますので、タップします
  •  

  • すると、これまでにそのサイトで入力したログイン情報が自動で入力欄に挿入されました
  • 表示がかわった「パスワード」をタップすると、そのサイトで保存されたユーザーIDやパスワードを確認できます
  • iPhoneの説明書 iCloudキーチェーン iPhoneの説明書 iCloudキーチェーン

     

     

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします
    目次