【解説】iPhoneでインターネットを利用する方法・使い方

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    iPhoneでインターネットを利用するには、ソフトバンク、au、ドコモなどの大手キャリアや、格安SIMサービスを提供する事業者などと契約して携帯電話回線(モバイル通信)を使うほかに、持ち運びできるWi-Fiルーターを契約する、また街中やカフェ、コンビニなどで開放されているWi-Fiスポットなどを利用するなどで、iPhoneでインターネットを利用できます。

     

    3Gや4G、LTEってなに?違いは?
    携帯電話回線とWi-Fiの違いは?
    今までどれぐらいのデータ容量を使ったか確認する方法は?
    無料Wi-Fiを安全に利用する設定は?

     
     

    目次

    3Gや4G、LTEってなに?違いは?

    A.

    3Gと4G、LTEはモバイル通信の規格のことで、それぞれ通信速度や利用できるサービス提供エリアが異なります。またパケット定額料も、キャリアの場合、3Gは4,500~5,500円程度でしたが、4G LTEでは5,000~6,000円程度となっています。
     
    3Gや4Gの名称にある「G」は、英語で世代を意味する「Generation」の頭文字から採っています。つまり「3G」は第3世代、「4G」は第4世代の通信規格を意味しています。2000年代ごろから主流だった「3G」に代わり、近年は3Gよりも高速通信ができる次世代の高速通信規格「4G」が登場しました。
     
    4G」は複数の通信規格を総称した呼び名で、「LTE」はそのうちの一種です。日本の携帯電話会社が提供するLTE対応サービスは、NTTドコモが「Xi(クロッシィ)」、KDDI(au)が「au 4G LTE」、ソフトバンクが「ソフトバンク4GLTE」となっています。
     
    3Gと4G LTEの通信速度の違いは歴然です。4G LTEは下り(ダウンロード)75Mbps~100Mbpsのサービスが多く、LTE対応スマホであれば、3Gよりも高速な通信が利用できます。ただし、1か月に通信するパケット通信量が7GBを超えると、通信速度が低速に制限されるため、データ通信の使用状況は注意が必要です。
     
    なお2016年現在は、次世代通信規格5Gの開発・実験が行われており、サービス開始に向けて順調に準備が進んでいます。
     
    そのほか4G LTEでは、高速な通信速度を利用した「テザリング」機能があり、PCやゲーム機などほかの端末からiPhoneの回線を経由して、インターネットに接続することができます。
     

  • テザリング(インターネット共有)を利用する
  • ほかの端末から簡単にテザリング利用できる「Instant Hotspot」
  •  
     

    携帯電話回線とWi-Fiの違いは?

    A.

    携帯電話回線を利用した接続は「モバイルデータ通信」といい、データ通信をする際にWi-Fiに接続していない場合は、パケット通信を行ってデータの送受信を行います。
     
    一方Wi-Fi(ワイファイ)は、自宅や会社、また駅やカフェなどに設置されたWi-Fiスポットを使い、近くの無線LANルーターと通信してインターネットに接続する仕組みです。
     
    Wi-Fiと携帯電話回線との違いは、3Gや4G LTEなどは遠くにある基地局と通信するのに対し、Wi-Fiは数メートル~数十メートル圏内にある無線LANルーターと通信します。そのため、無線LANルーターの周辺でないとWi-Fiが利用できないのですが、Wi-Fiの最大の魅力は安定して高速でデータ通信ができることです。
     

  • Wi-Fiの設定方法
  •  
     

    今までどれぐらいのデータ容量を使ったか確認する方法は?

    A.

    モバイルデータ通信で利用したデータ伝送量は、設定アプリで確認できます。設定画面ではカウントを開始した時点から今までの合計通話時間や累計時間をチェックできるほか、iPhoneにインストールしているアプリごとにモバイルデータ通信を使うかどうかの設定もできます。
     
    普段よく使うアプリがどれほどデータ容量を使っているか、またあまり使っていないけど実は大容量のデータを消費していたなどがわかります。定期的にチェックするとデータ容量を抑えられるかもしれません。
     

  • モバイルデータ通信の設定
  • iPhoneの説明書 iPhone インターネット

     
     

    無料Wi-Fiを安全に利用する設定は?

    A.

    日本でも増えつつある無料Wi-Fiスポットですが、一般的に無料Wi-Fiはセキュリティが十分でないなど”危険”といわれることも多いです。その理由は、無料Wi-Fiの多くが、データのやりとりを暗号化していないためです。
     
    暗号化していない通信は、盗聴されたり傍受されたり、悪意のある第三者に利用される可能性もあります。アカウント情報など重要な個人情報が抜き取られるケースもあり、もしアカウント情報などが奪われてしまうと、知らない間に勝手に買い物されたり、SNSのアカウントを乗っ取られたり、不正アクセスの被害に遭う可能性があります。
     
    ここまでの説明を聞くと、無料Wi-Fiはやはり危険そうだから使いたくない…と思う方も多いと思いますが、無料Wi-Fiを安全に利用できる設定があります。それが「VPN」(Virtual Private Network=バーチャル・プライベート・ネットワーク)です。
     
    VPNは簡単に言うと、仮想的なプライベートネットワークをつくり、それを利用することで安全な通信が可能になる技術です。多くの企業で導入されていますが、個人でも利用できます。
     

  • 公衆無線LANを使ってネット利用する
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    この記事を書いた人

    前職は新聞社の校閲記者。経験を活かし2013年からライター、2016年から編集記者として活動中。iPhone歴は3GS→5s→6s Plus→X→11 Pro Max→12 Pro→14 Pro。

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